HYROX(ハイロックス)は、1km走ってからワークアウトを一つ行い、その流れを8回繰り返す屋内のフィットネスレースです。走る距離は合計8km。重い器具を押す、引く、運ぶといった8種目を、決まった順番で進めます。
一人で出る方法のほか、二人組のDoubles、四人組のRelayもあります。まずはレースの流れと、各部門で自分が担当する範囲を知るところから始めましょう。
レースは「走る→種目」を8回繰り返す
最初に1km走り、SkiErgを終えたら、また1km走って次の種目へ向かいます。8kmを走り終えてから筋力種目をまとめて行うわけではありません。
| 順番 | ランの後に行う種目 | どんな動きか |
|---|---|---|
| 1 | SkiErg(スキーエルゴ) | ハンドルを引くマシン運動 |
| 2 | Sled Push(スレッドプッシュ) | 重りを載せたそりを押す |
| 3 | Sled Pull(スレッドプル) | ロープを使ってそりを引く |
| 4 | Burpee Broad Jump | バーピーと前方へのジャンプ |
| 5 | Row(ローイング) | ローイングマシンを漕ぐ |
| 6 | Farmers Carry | 両手にケトルベルを持って運ぶ |
| 7 | Sandbag Lunges | サンドバッグを担いでランジで進む |
| 8 | Wall Balls | しゃがむ動作とボール投げを繰り返す |
ここでは動きの概要を説明しています。有効な動作、重量、距離、回数は、部門別の重量・回数表と対象部門の公式ルールブックで確認してください。
種目を終えた後もランが続くため、単独で走ったり持ち上げたりする練習とは感覚が変わります。「走るのは得意だけれど器具は初めて」という人も、その逆の人も、未経験の動作を知ることが準備の第一歩です。
一人・二人・四人で、担当する範囲が違う
| 参加方法 | 人数 | ランと種目の担当 |
|---|---|---|
| Open | 1人 | 8kmと8種目を一人で行う標準負荷の区分 |
| Pro | 1人 | 8kmと8種目を一人で行い、主に重量が増える |
| Doubles | 2人 | 二人とも8kmを一緒に走り、種目を分担する |
| Relay | 4人 | 一人が1kmランを2回、種目を2つ担当する |
特に間違えやすいのがDoublesです。種目を分担しても、走る距離が半分になるわけではありません。誰と出るかだけでなく、部門の条件に合う練習ができるかも含めて選びましょう。部門選びの詳しいガイドでは、それぞれの違いを説明しています。
初心者でも申し込める?
公式FAQでは、一般レースは16歳以上で参加でき、特別な資格や制限時間を設けていないと案内しています。ただし、参加条件を満たすことと、今の自分が競技を続けられることは別です。HYROX Japan FAQ
申込前には、普段の運動、未経験の種目、練習に使える時間を書き出してみてください。体力を確かめるために、いきなり本番と同じ負荷で全種目を試す必要はありません。初参加前のチェックリストから、次に教わりたいことを選べます。
完走にはどれくらいかかる?
部門や経験によって違います。目標を考えるなら、ランの時間に加えて、種目と移動に使う時間も見込む必要があります。公式FAQの平均値が何を示すかと、自分の配分を考える方法は、平均タイムと目標の決め方で詳しく説明しています。
クロスフィットとの違いは?
HYROXは決まった形式のレース、CrossFitは日々の多様なトレーニングとして比べると、違いをつかみやすくなります。CrossFitの競技会と普段のクラスも分けて考えましょう。HYROXとクロスフィットの比較記事では、体験先を選ぶときの確認点も紹介しています。
大会探しから練習まで、次にすること
気になる大会があるなら、大会一覧で開催年・日付・会場を確認し、公式ページへ進みます。申し込み前に、部門とチケットの変更条件を確認してください。申し込み方法では、購入後の参加者登録まで説明しています。
まだ出場を決めていないなら、未経験の器具を教わる体験から始める方法もあります。練習施設一覧で候補を探し、希望する種目を体験枠で扱えるか尋ねてみましょう。
大会前には、会場ごとの周回数や入口・出口をTechnical Briefingで確認します。以前の大会のコース図や古い重量表を、そのまま次の大会へ当てはめないようにしてください。
最終確認日:2026年9月5日(基本情報)。2026年9月21日に構成と文章を改訂。