HYROXの練習記録には、タイムに加えて「何を、どの条件で行ったか」を残します。前回より遅くても、重量や距離、器具待ちが違えば、同じ練習とは限りません。まずは1回の練習につき、実施内容・条件・次回確認することの3つを書ければ十分です。
Excelなどで使えるUTF-8のCSVです。日本語表示用のBOM付きで、数式や自動判定はありません。空欄に自分の記録を入力し、必要な行を増やしてください。このサイトへの入力・送信は不要です。
何を記録するか
HYROXはランとワークアウトを交互に進める競技です。競技の構成は26/27 Single Rulebookの第1章で確認できます。練習でも両者を分けて残すと、どこで時間を使ったかを読み返せます。
次の記録項目と振り返り方は、編集部が作成した一般的な整理用の例です。個別のトレーニング指導・医療判断や、完走可能性の判定には使いません。
| 記録する項目 | 書き方 | 分けておく理由 |
|---|---|---|
| 実施日・セッションID | 同じ練習には同じIDを付ける | 1回の練習を後でまとめるため |
| ブロック・内容 | ラン、Row、切り替えなど | 種目だけの時間と区別するため |
| 距離・回数 | 実際に行った量。未実施は空欄 | 予定と実績を混同しないため |
| 重量・設定 | 器具の重量、表示設定、使用器具 | 条件の違いを残すため |
| 実施時間 | 秒数で統一する | 「5:30」を時刻と誤解しないため |
| 移動・待ち | 器具待ち、移動、準備にかかった秒数 | 動作時間に混ぜないため |
| 体感 | 余裕あり、きつい、判断できず等 | 数字に出ない印象も残すため |
| 条件・気づき | 路面、休憩、交代、数え間違い等 | 次回との比較条件を確認するため |
| 次回確認 | 変えることを1つ | 次の予定につなげるため |
「体感」は自分の言葉で構いません。他の人との能力比較や、その日の運動可否を決める基準にはしないでください。
記入例は、ランと種目を別の行にする
以下は書き方を示す架空の例です。距離・回数は練習の推奨量ではありません。
| ブロック | 内容・条件 | 記録 | 次回確認 |
|---|---|---|---|
| 1 | 自分で決めた区間をラン | 実施時間を記録。信号待ちは別記 | 同じ区間で比較する |
| 2 | Row。距離と設定を記録 | 実施時間を記録。器具待ちを別記 | 足の固定を先に確認する |
| 3 | もう一度ラン | 実施時間と体感を記録 | Row直後に急いで出ていなかったか |
ストップウォッチを押し忘れた場合は、時間を推測で埋めず「計測なし」と条件欄に書きます。合計時間しか分からなければ、その事実を1行で残しても構いません。空欄を0秒として集計しないことが大切です。
比べる前に、そろっている条件を見る
同じ種目でも、距離・回数・重量・休憩・順番が変わると、記録の意味が変わります。特に次は条件欄に残してください。
- 屋外ランかトレッドミルか。屋外なら区間と路面
- Sledを使った床と器具。器具本体を含む重量の把握状況
- 単独で行ったか、ランの後に行ったか
- 休憩の取り方や、器具待ちがあったか
- Doublesなら交代回数と担当量
本番と異なる動作や器具を使った練習は、練習内容としてそのまま記録します。「本番相当」「公式記録」とは扱いません。
書き終えたら、次回の1行を決める
振り返りは次の3問で終えます。
- 事実:どこで止まった、迷った、予定を変えたか
- 仮説:何が関係したか。まだ分からないことは何か
- 次の確認:同じ条件で何を1つ確かめるか
たとえば「Rowが遅かった」だけでは、次に何を変えるか決まりません。「足の固定に手間取った。次回は開始前に調整を済ませ、準備時間を分けて測る」なら、確認することが明確です。フォームや運動負荷に関わる疑問は、記録を施設の指導者へ見せて相談してください。
次は1週間の練習配置例で、記録と予定をつなげます。大会までの準備全体は8週間前からのチェックリストで整理できます。
最終確認日:2026年9月5日