HYROXでは、1km走るたびにワークアウトが入ります。普段のランニングで走れる距離に加えて、種目を終えた後にどんなペースで走り出せるかを知っておきたい競技です。
初参加の準備では、いつものラン、1kmごとの記録、種目後の走り出しを分けて見ると、次に練習したいことが分かります。回数や強度は、今の運動習慣に合わせて組みましょう。
まず、いつものランを記録する
走る時間を確保できているなら、急に特別なメニューへ変える前に、普段の距離・時間・休憩を残します。走り始めと終盤の呼吸、姿勢が気になった場所、翌日の疲れ方も短く書いておきましょう。
走る習慣がない場合は、本番の8kmを一度に走ることから始める必要はありません。現在できることを伝え、練習の進め方を指導者に相談できます。痛みやめまい、強い息苦しさがある場合は中止し、必要に応じて専門家へ相談してください。
1kmごとの記録で、ペースの変化を見る
HYROXのランは1kmを8回行う形式です。練習で1kmごとの時間を記録すると、最初だけ速いのか、同じくらいのペースで続けられているのかを見比べられます。
| 区間 | 時間 | 休憩 | 気づいたこと |
|---|---|---|---|
| 1本目 | __ | __ | __ |
| 2本目 | __ | __ | __ |
| 3本目 | __ | __ | __ |
| 4本目 | __ | __ | __ |
四行あるのは記入例です。全員が4本走るメニューではありません。本数や休憩は、経験・体調・普段の練習量に合わせて決めます。
遅くなった区間があっても、それだけで走力不足とは判断できません。序盤のペース、路面、気温、休憩が違わなかったかも一緒に確認します。
種目をつなぐ日は、走り出しに注目する
ランと種目を組み合わせるときは、扱い方を知っている動作と負荷を選びます。見たいのは、種目を終えた直後の走り出しです。
たとえば、普段より歩幅が変わったか、歩いた区間があったか、次のランへ急いで入らなかったかを記録します。最初の200mほどを観察するのも一案ですが、これは編集部の記録方法であり、決まった距離の練習を求めるものではありません。
未経験の器具を、疲れた状態で初めて使わないようにしましょう。短い構成で確かめる方法は、初めてのシミュレーションガイドで紹介しています。
Doublesは、種目後も二人で走れるかを確かめる
| 部門 | 一人が走る範囲 | 練習で確かめたいこと |
|---|---|---|
| Singles | 1kmを8回 | それぞれの種目後に走り出す感覚 |
| Doubles | 二人とも1kmを8回 | 二人で続けられるペースと合図 |
| Relay | 1kmを2回 | 担当種目の前後と、待機後の再開 |
Doublesでは、普段の1kmタイムが近くても、種目後の走り方が違う場合があります。速い人の単独記録に合わせるのではなく、二人でランと種目をつないだときに相談しましょう。
Relayは担当の間隔によって待ち時間が変わります。Relayの担当ルールを確認し、誰がどの種目を受け持つか決めてから練習します。
器具がない日は、普段の練習を続ける
SledやErgを毎回使えなくても、普段のランや教わった動作の練習は進められます。器具の操作と動作基準は、利用できる施設で別に確かめましょう。自宅・普通のジムでの準備に、場所の分け方をまとめています。
本番と同じ重量を置けても、Sled本体や床が違えば条件はそろいません。練習のタイムは場所・重量・休憩とセットで残し、本番の予測へそのまま換算しないようにします。
次の練習で変えることを一つ選ぶ
記録を見たら、「序盤のペースを確かめる」「Lungesの後の走り出しを見る」など、次の練習で確認できることを選びます。すべてを一度に変えると、どの変更が関係したか分かりにくくなります。
目標タイムを考えたい場合は、時間配分のガイドで、ラン以外の時間も含めて整理してください。レース後は結果とスプリットの見方を使い、直前の種目と次のランを並べて振り返れます。
競技形式は公式Race Format、部門ごとの詳細は公式ルールブック一覧で確認できます。
最終確認日:2026年8月31日(競技・公式準備ガイド)。2026年9月21日に構成と文章を改訂。